自動車業界・自動車部品業界のM&A動向

自動車業界の基礎知識

自動車業界はアメリカや新興国を中心に海外を主要マーケットとして拡大を続けていましたが、サブプライムローンやリーマンショックを経てアメリカ経済が失速すると、自動車販売台数が世界中で急落しました。

追い打ちをかけるように以前から不振だった国内の自動車販売台数もさらに落ち込み、自動車メーカー各社の業績は急速に悪化し、平成21年3月の決算で大手各社が大幅な赤字を計上しました。

その後も低水準の推移を記録した自動車業界でしたが、平成24年には経済が回復傾向になったこと、円安の影響から業界全体で業績が回復し、それ以降も世界的な景気回復を背景に、諸外国で好調な販売台数を記録しています。

自動車部品業界の基礎知識

自動車メーカー部品業界は、自動車業界と同じくサブプライムローンやリーマンショックの影響から一時不振な時期がありましたが、平成21年以降は好調が続いています。

また、近年では東南アジアの需要も増加の兆しを見せています。1人当たりのGDPが3,000ドルを超えると自動車が普及し始めると言われており、GDPが3,800ドルのインドネシアや3,000ドルのフィリピンが新たな市場として期待を集めています。(両国の1人当りのGDPは2017年時点のものです。)

自動車業界・自動車部品業界のM&A動向

車関連のM&Aは増加傾向で、特に電機メーカーを中心に件数を増やしています。2014年には日本電算がホンダの自動車電子制御を開発・製造を行なう子会社を買収、パイオニアはカーエレクトロニクス事業中止の体制を再構築するためDJ機器事業などを売却しています。

また、部品だけでなく自動車製造行も盛んにM&Aをおこなっています。今後も完成メーカーによる一次下請企業のM&Aや、完成品メーカー同士の資本提携などが継続的におこなわれる見通しです。

自動車業界、自動車部品業界でM&Aを実行したときにメリット

売手が得られるメリット
・会社・事業が存続する
・従業員の雇用を維持できる
・大手の営業力、知名度を活用できる
・負債から解放される
・後継者問題から解放れる
・後継者不在の場合でもスムーズに事業承継(事業継承)が出来る
・単独では海外進出が不可能な企業でも、他社との連携で海外進出も可能になる

買手が得られるメリット
・販路の獲得
・生産拠点、生産技術の獲得
・経験・資格を有した人材の獲得
・経営基盤を強化できる
・仕事がある地域にM&Aを活用して進出する
・買収先のブランドを獲得できる。
・従来の外注業務の内製化による収益性の改善
・自社開発より時間・コストを節約できる
・双方の顧客に対してまとめて提案ができ、またアッセンブリーの受注も狙える
・不採算部門、ノンコア部門を生かしてくれる先に譲渡することで、まとまった資金を手に入れ、コア部門に資金注入できる。

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M&Aは、一昔前までは大企業が行うものという認識が強かったと思いますが、近年は後継者不足問題の解決や業績不振の改善、業務の統合を目的に中小企業様でも積極的に行われるようになりました。

しかし、実際には相談する相手がおらず話が遅々として進まないケースや、準備は整っても候補先企業が見つからないなどの理由で断念してしまうケースが多いようです。

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