プラント業界のM&A動向

プラント業界の基本知識

プラントとは、生産や処理施設のなど、さまざまな施設が結びついた施設全体を指します。
種類は液化天然ガス、石油、ガス、ごみ・水処理、バイオガス、メタン発酵施設、汚泥再生処理など扱うものによって多伎に分かれます。

プラント業界の業界規模(主要対象企業14社の売上高合計)は平成22年まで減少傾向でしたが、それ以降は増加し続けています。

平成19年までのプラント業界は世界的なエネルギー高騰を受けエネルギー素材の需要が増加したことに加え、中東を中心にガス・石油・化学プラントの需要が増加し、海外プラントの需要拡大を追い風に業界全体で業績を伸ばしました。

しかし、平成20年夏以降は石油・資源価格の急速な下落により主に中東でプラント建設発注の延期が増加し、アメリカから始まった金融危機の影響で中国、インド、東南アジアなどでプラントの需要が減少しました。これらが要因となり、それまで拡大を続けてきたプラント業界の成長に待ったがかかりました。

平成22年以降は国内需要が落ち込んでいますが、世界的に液化天然ガスプラントなどエネルギー関連の需要の増加やアメリカのシェールガス開発によって業績を伸ばしています。

プラント業界の業績は、顧客である資源メジャー(資源の採掘・精製を行う国際的な巨大企業)の動向に左右されます。これまで業績を伸ばし続けているプラント業界ですが、近年は石油メジャーが新規の発注を抑える傾向にあります。また、案件によっては受注額が数千億円にまでなるケースもあり、大口の新規案件を獲得できるかで、業績が大きく左右される傾向にあります。

プラント業界のM&A動向

経済産業省の発表によると、2016年度の業界全体の受注高は約7兆円なのに対し、事業所数は1,000を超える程度となっており、業界の競争環境の厳しさや参入障害の高さが伺えます。

近年は価格競争力を持った海外の企業も目立ってきており、海外市場の競争環境も厳しくなっています。そのため、M&Aや業務提携で事業基盤を強化する動きが活発化しています。

プラント業界はマーケット環境の変化が大きな業界でもあります。そのためM&Aによる事業拡大することにより、高い技術力や市場シェアの拡大を図る傾向が今後も強くなると予想されています。

プラント業界でM&Aを実行することで得られるメリット

売手が得られるメリット
・大手の傘下に入ることで、ノウハウや資金力を活用した海外進出が可能となる
・事業を信頼できる企業に託せる
・雇用関係や技術力が譲受側の企業により守られる
・責務保証や相続に関する問題を同時に解決できる

買手が得られるメリット
・譲渡先のノウハウや資金力を活用することで海外進出など事業拡大が可能になる。
・すでに立ち上がっている事業を獲得することで、新規分野へ進出しやすくなる
・海外に拠点を持つ企業の事業を譲受することで、拠点と現地の人材を同時に獲得できる

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M&Aは、一昔前までは大企業が行うものという認識が強かったと思いますが、近年は後継者不足問題の解決や業績不振の改善、業務の統合を目的に中小企業様でも積極的に行われるようになりました。

しかし、実際には相談する相手がおらず話が遅々として進まないケースや、準備は整っても候補先企業が見つからないなどの理由で断念してしまうケースが多いようです。

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